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2019-04-01

元号は国のコンセプトがシンプルにデザインされたカタチです

 

新年号

新元号は「令和(れいわ)」となりました。言葉の成り立ちは万葉集の「巻五 梅花の歌三十二首并せて序」にある「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。」より引用され、安倍総理は「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味を込めたと説明されました。 また、初めて漢籍ではなく、日本の書物から選定されたそうです。

一部では元号はグローバル化に合わない時代遅れの慣習という意見もありますが、グローバル化だからこそ自国の歴史や文化、そのコンセプトとアイデンティティを具現化した言葉はとても重要な意味を持つのではないでしょうか。「日本はこういう意義と意味を持った言葉が示すように時代を歩んでいきますよ」と一言で概念が伝わるメッセージ性は、まさにコンセプトがデザインされたカタチです。英訳だと英BBC放送は「秩序と調和(order and harmony)」を表すと紹介し、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は「レイは幸先の良い(auspicious)、ワは平和(peace)を意味する」と解説しています。このように外国に向けても言葉の意義意味と概念は伝わります。

そして今回改めて気が付いたことは、元号のあり方や成り立ちはまさにコンセプトデザインそのものです。元号は社会や人々を進むべき方向に誘い、共に成し遂げていく意義をもち、言葉がアイコンとなって時代を象徴してくれます。

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