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デザインのつくりかた | HOW TO MAKE A DESIGN

デザインのつくりかた コンセプト 人材育成開発

デザインのつくりかた

このデザインの意味はアートや芸術の定義とは異なります。OFFICE Pのデザインは、概念を構成するコンテクスト(文脈)、ニーズ、シーズ、問題課題を明確に定義し、それらの「概念を壊して創りなおす」ことで新しい「見えるカタチ」していくことです。これは既存の概念に捉われず、柔軟に新しい視点からコンセプトをデザインすることです。

コンセプトのつくりかた

”ぼんやり”とした考えや思いでも、必ず根拠となった過去の事実があります。その理由や背景を見つけて紐解いて行くと、ぼんやりとしたものがはっきりとしたものに変わっていきます。OFFICE Pのコンセプトデザインは抽象的な概念を具体的なカタチに落とし込むだけでなく、同時に問題の本質を理解したうえで全体の方向性を確立し、その実現に求められる創造的で戦略的なアプローチを提供しています。

アプローチ

1. ほぐす

まずは、コンセプトの世界観に関わる人たちの考えや思いをほぐして練りなおすことからはじめます。これから新しいことを一緒にスタートしようとしても、お互いのことを知らなければ真意を表に出すことは難しいです。そのためコミュニケーションを重ねて、お客様のニーズ、問題課題、魅力、価値、本質などコンセプトを創造するための世界観を把握していきます。

2. いざなう

世界観が見えてくると理解、共感、納得が育まれ、コンセプトを実現できる可能性が生まれます。自分の未来が前途多難ではなく、明るく有望であると行動がかき立てられるように、コンセプトをつくることで期待される未来に突き動かされて、真剣に世界観を創造します。

3. みたてる

先入観や前例にとらわれることなく、創造的で自由な発想がおこなえる環境づくりをすることでいいものを生み出し、既成概念から脱するリフレーミング、専門分野との協働などを通じてコンセプトの世界観をつくっていきます。

1人でも多くの知恵と経験が集まることで、先入観や前例にとらわれない創造的で自由な発想を確かなものにしていきます。この時の世界観は、まだ不確かで見えては消えていくような状態です。これを確かな状態にするためにも、各専門分野の人たちの英知と経験を交えて世界観を整えていきます。

4. ととのえる

コンセプトがどのように活きていくのか見定めていきます。見定めた結果や成果をもとに社会に“おめみえ”するための準備を進めます。生まれたばかりのコンセプトは、描ききれていない状態です。関係する人たちの意見や反応を伺って、不十分な概念を整え直していきます。この時、必要に応じて1.ほぐす、2.いざなう、3.みたてるの思考プロセスに立ちかえって世界観を見直すこともおこないます。

5. おめみえ

コンセプトをリリースして価値観や世界観を伝えていきます。「いざなう」で育まれた理解、共感、納得が確信に変わっていく大切なタイミングです。まずは社内向けのインターナルコミュニケーションからはじめ、社内を巻き込みながら、わかりやすく納得を確実にしていきます。社外に対しても、ロゴやパッケージでは伝わりきれない世界観を伝えていくために、実際に体験する製品、サービス、SNSを中心とした広報宣伝などを通じて感じ取ってもらいます。さらに、リテラシーの感度が高い時代だからこそ、行動変容やエンゲージメントを誘うことで、コンセプトが可視化されていきます。

コンセプトを実現できる人材をつくる

OFFICE Pのコンセプトデザインは、お客様のコンセプトをつくるだけではありません。コンセプトを実現するための人材育成開発もおこなってます。コンセプトを実現していためには、人の成長が不可欠です。人材の育成は現在のパフォーマンスを成長させること、開発は潜んでいる可能性を引き出すこととイメージしてください。コンセプトが描かれたあとに、人材育成開発をおこなうことで、実際にコンセプトが体現できるようになります。また、コンセプトを実現するための採用、適材適所を目指す人事制度評価制度、新しいキャリアと再び出会うことを目指した退職などの組織デザインをコンセプトデザインと共に取り組んでいます。