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IT企業のパーパスとMVVの策定 成功事例②アイデアの創出

IT企業 パーパス MVV 策定の成功事例② アイデアの創出 OFFICE P

IT企業の新しいパーパスとMVVをつくる

今回は、東京の渋谷に拠点があるIT企業のパーパスとMVVの策定のヒアリングの続き「アイデアの創出」です。ヒアリングによって集まる意見は、さまざまなものがあります。ポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあります。これらの意見は、過去から現在までの状況を反映しており、将来に向けたメッセージ、つまりアイデアやヒントとなる貴重な情報源と言えます。

意見を視覚化(見える化)する

ヒアリングを進めると、何となく全体の概要は見えてくるかもしれませんが、ヒアリングで集まった情報は、以下のようにグループ化して構造化することで全体像が明らかになっていきます。

1.共通グループ

ヒアリングから得られた意見の中で、複数の人が共通して持っている考えや意図をまとめます。これにより、組織やチームの共通の目標や価値観を把握することができます。

2.相対グループ

意見が異なるグループや個人の立場や視点を把握します。これにより、異なる意見が存在することをが分かり、意見の多様性や対立点が明確になります。

3.中立グループ

ヒアリングで得られる意見の中には、特定の立場や感情に偏らず、客観的な意見も含まれます。このような中立な意見は、バランスや妥協点を見つけ、バイアスの排除や客観性を保つために重要です。

意見をグループに分けて構造化することで、社員の意思の分類や傾向、特徴などを把握することができます。また、意見の視覚化(見える化)によって、意見の関連性、重要度、優先順位などが明確になり、意思決定や問題解決の重要なリソースにもなります。

意見の視覚化(見える化)のメリット

意見の視覚化(見える化)は、把握した意見の文脈を紐解き、それを編み直して意味付けすることで、これまで気づかなかった事実や概念を発見する手がかりとなります。情報を視覚的に表現することで、意見の関連性や傾向、パターンをより明確に把握することができます。視覚化は、膨大な情報を効果的に整理し、意見の洞察を得るための方法です。

OFFICE Pのコンセプトデザインの意見の視覚化(見える化)は、「」の3つのとく」にまとめられます。

意見を視覚化することで、経営陣や管理職が抱く誤解、先入観、過信などの問題を解消することができます。視覚化によって客観的な情報が提供されるため、主観的な偏見や固定観念にとらわれず、新たな視点やアイデアを受け入れやすくなります。

意見の視覚化によって、膨大な情報を整理し、分かりやすく説明することができます。これによって、経営陣や管理職が従業員や関係者とのコミュニケーションをスムーズに行い、より良い意思決定を導くことができます。主観的な評価や個人の意見に依存することなく、より客観的な判断を促します。

意見の視覚化によって得られるメリットは、人材、組織、会社の成長につながります。誤解や過信を払拭し、意思決定の質が向上することによって、人材の能力や組織のパフォーマンスを最大化することができます。結果として、人材・組織・会社の成長に繋がる「得」を生み出すことができます。

持続的な成功を達成するためには、組織が迅速に状況に対応し、適切な意思決定をおこなう必要があります。意見の視覚化は、客観的な情報と考察に基づく意思決定を支援し、組織が変化に柔軟に対応できるよう促進します。経営者や管理職は持続的な成功に向けた戦略的な方向性を打ち出し、成長と競争力の強化を実現することができます。

視覚化(見える化)した意見をアイデアにつなげていく

意見を視覚化(見える化)する理由をご理解いただけたと思います。次は、視覚化した意見をアイデアに変換していく方法についてです。アイデアは、突然降りてくることもありますが、対面のミーティングなどの場でも生まれます。

アイデアには根拠がある

アイデアは常に根拠があります。それは、これまでの学び、思考、経験などが基になっています。しかしながら、私たちは日常生活のなかで、それに意識を向けることは少なく、アイデアは突然現れることがあります。そのため、意見の視覚化(見える化)は、アイデアになった基となる概念を振り返る機会となります。社員の学び、思考、経験などの振り返りが促されることで、他の社員の学びや思い、経験も引き出しやすくなり、アイデアは次々と広がっていきます。OFFICE Pはアイデアを引き出し、整えて、組み立てていくデザイン思考のメゾットも取り入れて、想像の可能性を広げています。

もしパーパスやMVV(Mission, Vision, Values)の策定など、コンセプトデザインに関してお困りであれば、まずはお気軽にご相談ください。